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2017年01月23日

東京都立看護専門学校 一般入試一次試験《解説・講評》

昨日1月22日(日)に実施された都立看護専門学校・一般入試の解答速報はすでに公表しましたが、各教科に関する講評と簡単な解説(国語・英語)もアップしておきます。

<国語>
★大問3題というのは例年通りだが、大問2は珍しく「随筆」だった。平成17年度以降、論説文3題というパターンがずっと続いてきただけに注目される。
★難易度的には例年なみか。いつもながら、傍線部理解などでは最後の2つで迷ってしまう設問も少なくない。迷いすぎて時間をロスしないよう、心がけるべきだろう。
★問2は文法の問題である。文法系の問題は長らく姿を消していたが、平成27年度入試で久しぶりに復活(助動詞「れる・られる」の識別)し、今回29年度入試にも登場したことになる。

[問1]@:「なまじ(なまじっか)」は中途半端なさま、の意。
[問2]C:「教える」は動詞で、「分かりやすく」は形容詞「わかりやすい」の連用形。動詞=終止形がウ段で終わる 形容詞=終止形がイで終わる 形容動詞=終止形がダで終わる ……といった基本はきちんと確認しておこう。
[問3]A:直前の「日本語を習っていて自分が分からなくて困ったことは〜〜」を受けている。
[問4]D:「不即不離(ふそくふり)」はつかず離れずの関係、といった意味。
[問5]B
[問6]B:この問題文は「暗黙知」と「明示知」は、まったく異なるものだということを述べている。べつに優劣を論じているわけではないのだから、「どちらもどちら」が適当だ。
[問7]C:本文第1段落および第3段落の内容より。
[問8]C:繁茂 偶然 図鑑 /繁忙 純然 鑑定
[問9]@:空欄[え]、[お]あたりから考えるとあまり迷わず選べるだろう。
[問10]A:K君が気分を害するわけはない。「顔をほころばせて」しかありえない。
[問11]@:傍線部の直前の内容を手掛かりに考える。
[問12]B:これも、素直に直前の看護婦(看護師)の発言を手掛かりに考える。
[問13]D:看護婦(看護師)とのやりとりがこの文章の中心的なテーマになっているのは明らかだ。
[問14]D:対処 共鳴 献身 /出処 悲鳴 献上
[問15]D
[問16]D:傍線部に続く2つの段落の内容もふまえればDが最も適当だろう。
[問17]A:本文第8段落を注意深く読もう。[あ]モデル=教育、[い]モデル=子どもという関係になっている。第7段落には「子ども=細工を加えられるべき素材」と述べられているから、子ども=(素材としての)粘土、教育=手細工、でよいはず。
[問18]C:子どもを自然のままに成長させようとするルソーの教育観に対し、「子どもがどうあるべきかの決定は、教師や両親のがわに委ねられている」(第7段落)というのがそれ以前の教育観である。
[問19]A:「植物」や「農耕」に関連する内容が入るのは明らか。
[問20]B:古い教育観も、ルソー以後の新しい教育観も、その時々の生活様式、社会の影響を受けているということが、本文第5〜7段落や本文最後の2つの段落にはっきり述べられている。

<英語>
★大問1は例年通り、会話の問題。2人のやりとりを具体的に想像してみれば、ある程度当てられるだろう。
★大問2は昨年平成28年度問題と同じく、ふつうの長文問題だった。(会話文ではない。)
★大問3は話し言葉をおこしたインタビュー記事、大問4は時事的な記事。いずれも読みやすいとはいえない。問題文をキッチリ読んで理解するというよりは、設問ごとに周囲に手がかりを探して答を選ぶ……といった要領で処理しておけばよいだろう。

[問1]B:Aは「仕事につけなかった」と言っているわけだから、BはThat’s too bad.(お気の毒に)と返しているはず。
[問2]@:Bは空欄の直前に「彼女(新しい英語の先生)は本当に魅力的だ」と言っている。無理なくつながるのは「彼女の授業が楽しみ」という発言だ。
[問3]A:Bは「私はそう言うべきではなかった」と自分の非を認めている。したがって、空欄に入るのは「彼女の言う通り/彼女の言い分は正しい」といった内容の発言になるはず。I don’t blame her.は「私は彼女を非難しない→彼女が言う通りだ」。
[問4]D:Aは上司のことをTrudyではなくJudyと呼んでしまった。なお、Judyとは子猫の名前だという。つまりこれはa slip of the tongue(言いまちがい)の話。
「問5」C:Aの「無料でお試しレッスンを受けられます」という発言に対し、Bが「よさそうね。試してみたいわ」と応じている。
[問6]B:solar eclipse(日食)の話なのだから、「太陽が月によって隠された(見えなくされた)」という受動態の文になるだろう。
[問7]A:次の行のthe solar eclipse is a sinister omen(日食は不吉な前兆だった)が手がかり。これと最も近い内容はA「日食は彼らに不運をもたらす」。
[問8]C:「日本でも過去には同じように」。as wellは「同じく/同様に」。
[問9]B:第2段落2〜4行目参照。「日食のあいだ、私たちは家畜に食料や水を与えない。もうしそうすると、家畜の肉が食べられなくなると信じられている」とある。
[問10]D:本文最終段落の後半にDの内容が述べられている。
[問11]@:下線部直前にJapanese is more American than Britishとある。
[問12]A:I wasn’t even that tall thenは「私はそのときはそんなに背が高くなかった」の意。つまり、A「私は(いまは背が高くなっているけど)以前は背が低かった」とほぼ同内容。used to 〜は現在と対比した過去の事実を表す。つまり、「(いまはそうじゃないけど)以前は〜だった」という言い方だ。
[問13]A:直前のyou just need to have own identity(あなたは自分自身のアイデンティティをもつ必要がある)、さらには前段落のeverybody has to have their own opinion (誰もが自分自身の意見をもたなくてはならない)を受けているのは明らか。
[問14]C:not exactly a smooth ride(滑らかな乗り心地ではなかった)というのはもちろん比喩表現。「(学校生活が)すごくたいへんだった」の意だろう。
[問15]D:本文の最終行にはっきりDの内容が書かれている。
[問16]D:「海外だけでなく国内でも」。not just 〜 but also --構文。not only 〜 but (also)--「〜だけでなく--も」というかたちで覚えている人が多いだろうが、not justでもよいので注意。
[問17]C:Seeking the UNESCO status was aimed at supporting effort to keep the cultural tradition alive domestically.
[問18]B:one certainty ≒ one thing for sure いずれも「ひとつ確実なこと」に相当する言い方だ。
[問19]A:直前の段落に、世界中で日本食レストランの数が増えたことがはっきり述べられている。
[問20]CまたはD(不適切な問題だろう)
 Cの内容は第4段落に述べられているが、「意味する」に相当する表現は本文中にない。一方、Dの内容も基本的には本文最後の4つの段落のところに書いてあるのだが、「アニメの影響」は厳密には最終段落の「ヨーロッパでカレーが大人気」という話題について言われているだけである。


<数学>
★問題の配列はおおむね昨年同様。最初のほうの計算系問題は例年に比べて易しめだったが、中盤以降にはややこしい問題、わかりにくい問題も出現する。
★最後の問17〜20では新課程「集合の基礎」「データの分析」から2問ずつ、計4問出題。昨年からこのパターンで定着したようだ。対策は欠かせない。
(数学記号が表示できないため、解説は省略しています。)

――
 難易度がだいたい例年並みだとすれば、正解率5割をある程度余裕をもって超えていれば、1次を通過できる可能性が高いでしょう。行けたかな……と思う方は、早めに2次(面接)に向けた最終準備に取りかかってはいかがでしょうか。

※本日(23日)午後より、「解答と簡単な解説」(全教科分)および「面接試験(2次試験)でよく聞かれる項目と答え方の注意点」をまとめた小冊子を東京アカデミー関東各校(池袋校・東京校[新宿]・立川校・町田校・大宮校・津田沼校・横浜校)で無料配布する予定です。(配布できる状態になったら、ブログでお知らせします。)ほしいみなさんは、最寄りの各校事務局までお越しください!

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posted by 東京アカデミー横浜校 at 10:27| 看護学校・医療系学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする